伊東祐一の高杯の器
このシリーズの第29回でご紹介したデザートカップより小振りの器です。
呼びようがないので、高杯(たかつき)の器としましたが、“高杯”とは、本来はお盆に一本脚の台がついているものを言うようです。
土器・須恵器の時代からあった形だとか・・・平安期以降は木製で漆を塗ったものだそうです。そういえば、時代劇で見かけますね。
さて、この器、径12㎝、高さ8㎝なのですが、実に使い勝手がよいのです。お刺身や今回のようなちょっとした炊き合わせもいけます。和のものはもちろん、ビーフシチューなどもOK。
青磁と聞くと、やたら敷居が高いとお感じになる方がいらっしゃいますが、伊東さんの食器は、普段はもちろん、ちょっとしたおもてなしにはぴったりです。お値段もそれほでど高くはありませんって、何を基準にするかですが・・・(笑)
でも、この自家製炊き合わせ、どこの料亭かしら~って感じしません?
釉美屋 石川恭子

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