田中千絵の錫の銘々皿
梅雨が明けてしまいました。
今回の器は、以前にもご紹介した金工家の田中千絵さんの錫の作品です。題名は雲の皿。入道雲を連想させる銘々皿ですので、夏になったら是非ご紹介したいと思っていました。
一枚として同じものがない形はまさに入道雲。鈍く光る錫の質感と鎚目(鎚でたたいたことによる模様)が合いまってとても涼しげです。
ずっと昔、原宿にあった菓匠寿々木で、夏のお茶会をした際に作ってもらいました。
この時のお菓子は、向日葵をイメージした練り切り。季節感も満点でした。なんか、とっても懐かしい。大変だ、大変だとドタバタしながらもいい時代だったなぁ。
釉美屋 石川恭子

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