垣沼一舟の乾漆の器
直径10㎝ほどの小さな器です。
乾漆ならではの形に3種類の赤い漆を金を塗り重ね砥ぎ出すことによってできる色の層がとてもきれいです。
あまりの美しさに、日常的に使ってはいませんが、時々取り出しては眺めています。今回は、この器にホワイトチョコと和三盆を使ったお菓子をのせてみました。
垣沼さんは、新潟県村上市在住の漆作家。
出会いはとんでもなく昔です。垣沼さんの作品を新宿のギャラリーで見つけ、一目ぼれし、伝統工芸士リストから住所を探してラブレターを書いたのがきっかけでした。
展覧会のコーディネーションという仕事をしていると、作家にラブレターを書くことはよくあることですが、垣沼さんが第1号。
美しい作品に出合えること、その作り手に出会えることの喜びで、工芸LOVE!という病はますます重症に・・・(笑)
釉美屋 石川恭子

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