2010年3月7日日曜日

長江 重和の器

愛知県瀬戸市在住の長江さんと初めてお会いしたのはいつ、どんな時だったのか・・・?記憶にないのです。
ですが、長江さんの作品を初めて見た時のことは強烈に覚えています。

1997年の第14回日本陶芸展、長江さんの作品は、大賞・桂宮賜杯を受賞し、その年のパンフレットを飾りました。そのキャッチが、“土の未来を予感する”(だったかと思います。)もう、ほんとうにかっこよかった!のです。

この作品も、作り方の基本は一緒かと思います。泥状の粘土を型に流し込み、型からはずし、焼成中に自重で形が変形します。
表面と内側の面のテクスチャーの違い、光が透ける輝き、スイングする形。
いつ見ても新鮮で、飽きがきません。

花器としても使っていますが、八百屋さんの店先でオレンジを見つけたので、果物入れに変身していただきました。
白い器とオレンジのコントラストに、冬は終わったなーと思うのでした。

釉美屋 石川恭子
 

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