3連休の最終日は、姪の高校進学のお祝いでフレンチをいただきました。その時のスープは白い蓋付の器でサーブされ、中身も具だくさん。白い器って、味気ないときもありますが、具材の色が際立つことを考えれば、やはり賢い選択なのかもしれません。
蓋付の器かぁ・・・、あっ、うちにもあったなと引っ張り出してきたのがこの器です。これって、どう見てもお茶碗では?そうのなのです。若い時、客人用のお茶碗は蓋付!と思いこみ、というか、憧れ?そろえたのがこのお茶碗なのです。あまりに昔でどなたのなのか忘れましたが、多分、中村清六窯のものだったような・・・
蓋付のお茶碗で、お茶をお出しするような客人は滅多に来ません。なので、ずっとお蔵入り。今回のフレンチでヒントを得て、簡単なスープ(人参と湯葉と卵)を入れてみました。結構使えるかも?せっかく蓋があるのだから中身は温かいものがいいなぁ。おしのぎ程度の蒸し寿司もいいかも!(そんなもん作ってる暇があるんかい?)と一人妄想にふけるのでした。
釉美屋 石川恭子
2010年3月21日日曜日
田中勝重の漆のお椀
ここのところ、食欲、酒欲がなく、背中が痛く、花粉症と風邪はありで大変なことになっています。
十二指腸潰瘍の疑いありというわけで、(ちなみにこの病気、毎度のことなので驚かず)、それじゃ豆腐粥でも作ろうかと。
『江戸料理をつくる』という本に掲載されていますが、作り方はいたって簡単。
出汁の中に切った豆腐をいれるだけです。今日は、出汁のかわりに鳥ガラスープの素を使いました。本当は葛をいれてとろみをつけますが、葛がないのでパス。
たっぷり食べないといくらなんでもおなかが減るので、器は、田中勝重さんのお椀を使いました。この器、麺類を食べる時は必ず登場します。使い始めて10年以上の重み!?
なんか、いい味出してますって感じです。食器棚の中でも、他の器に比べて大きいということもあってか王様です。
王様、さすがに10年たつとあちこちに傷が・・・(多分、洗ってるときにぶつけた)今度、漆器クリニックにお連れしようかと思ってます。
釉美屋 石川恭子
十二指腸潰瘍の疑いありというわけで、(ちなみにこの病気、毎度のことなので驚かず)、それじゃ豆腐粥でも作ろうかと。
『江戸料理をつくる』という本に掲載されていますが、作り方はいたって簡単。
出汁の中に切った豆腐をいれるだけです。今日は、出汁のかわりに鳥ガラスープの素を使いました。本当は葛をいれてとろみをつけますが、葛がないのでパス。
たっぷり食べないといくらなんでもおなかが減るので、器は、田中勝重さんのお椀を使いました。この器、麺類を食べる時は必ず登場します。使い始めて10年以上の重み!?
なんか、いい味出してますって感じです。食器棚の中でも、他の器に比べて大きいということもあってか王様です。
王様、さすがに10年たつとあちこちに傷が・・・(多分、洗ってるときにぶつけた)今度、漆器クリニックにお連れしようかと思ってます。
釉美屋 石川恭子
2010年3月7日日曜日
長江 重和の器
愛知県瀬戸市在住の長江さんと初めてお会いしたのはいつ、どんな時だったのか・・・?記憶にないのです。
ですが、長江さんの作品を初めて見た時のことは強烈に覚えています。
1997年の第14回日本陶芸展、長江さんの作品は、大賞・桂宮賜杯を受賞し、その年のパンフレットを飾りました。そのキャッチが、“土の未来を予感する”(だったかと思います。)もう、ほんとうにかっこよかった!のです。
この作品も、作り方の基本は一緒かと思います。泥状の粘土を型に流し込み、型からはずし、焼成中に自重で形が変形します。
表面と内側の面のテクスチャーの違い、光が透ける輝き、スイングする形。
いつ見ても新鮮で、飽きがきません。
花器としても使っていますが、八百屋さんの店先でオレンジを見つけたので、果物入れに変身していただきました。
白い器とオレンジのコントラストに、冬は終わったなーと思うのでした。
釉美屋 石川恭子
ですが、長江さんの作品を初めて見た時のことは強烈に覚えています。
1997年の第14回日本陶芸展、長江さんの作品は、大賞・桂宮賜杯を受賞し、その年のパンフレットを飾りました。そのキャッチが、“土の未来を予感する”(だったかと思います。)もう、ほんとうにかっこよかった!のです。
この作品も、作り方の基本は一緒かと思います。泥状の粘土を型に流し込み、型からはずし、焼成中に自重で形が変形します。
表面と内側の面のテクスチャーの違い、光が透ける輝き、スイングする形。
いつ見ても新鮮で、飽きがきません。
花器としても使っていますが、八百屋さんの店先でオレンジを見つけたので、果物入れに変身していただきました。
白い器とオレンジのコントラストに、冬は終わったなーと思うのでした。
釉美屋 石川恭子
2010年3月1日月曜日
谷 健治の染付のプレート
朝食はほとんど毎日パンです。トースト1枚とキリのチーズ1個。
野菜ジュースにコーヒーか紅茶、それにヨーグルトが定番中の定番です。
毎朝、食卓に登場するのがこのお皿。谷 健治さんの染付です。
染付と聞いておわかりのように、絵付の顔料の呉須を使って描かれています。
いわゆる”ブルーアンドホワイト”です。
このお皿、本当は陶板で絵画のように飾って楽しむものだったのですが、裏にちょっとした不具合があり安かったのです。
谷さんの作品には、植物を描いたものとこういった風景を描いたものがありますが、私は風景を描いたもののほうが断然好きです。
世界中を旅行して、スケッチして、それを呉須という単色で表現する作品に、谷さんらしさを一番感じます。素敵です。
さて、このプレートにパンとチーズだけではどうも貧相・・・
それじゃオムレツでも作るかと冷蔵庫を開けたところ、ほとんど空っぽ(笑)
今日こと買い出しに行かねばと決心するのでした。
釉美屋 石川恭子
野菜ジュースにコーヒーか紅茶、それにヨーグルトが定番中の定番です。
毎朝、食卓に登場するのがこのお皿。谷 健治さんの染付です。
染付と聞いておわかりのように、絵付の顔料の呉須を使って描かれています。
いわゆる”ブルーアンドホワイト”です。
このお皿、本当は陶板で絵画のように飾って楽しむものだったのですが、裏にちょっとした不具合があり安かったのです。
谷さんの作品には、植物を描いたものとこういった風景を描いたものがありますが、私は風景を描いたもののほうが断然好きです。
世界中を旅行して、スケッチして、それを呉須という単色で表現する作品に、谷さんらしさを一番感じます。素敵です。
さて、このプレートにパンとチーズだけではどうも貧相・・・
それじゃオムレツでも作るかと冷蔵庫を開けたところ、ほとんど空っぽ(笑)
今日こと買い出しに行かねばと決心するのでした。
釉美屋 石川恭子
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