2009年11月29日日曜日

バカラグラスとアイスクリーム

地下鉄の車内広告に、ウィスキーの宣伝を見つけました。

写っているグラスはどうみてもバカラ。

バカラグラスって、いつみても絵になるなぁーと、肝心のウィスキーはそっちのけで感心してました。

そういえば、うちにもあるなぁ・・・。というわけで今回はバカラグラスに大好物のアイスクリームをいれてみました。

寒い季節に、暖かい部屋で食べるアイスクリームはまた格別ですよね。カップからそのまま食べたんじゃあ、ムードが出ません。といっても一人で食べてるんですが・・・

バカラグラスって、一昔前は高級グラスの代名詞でしたが、(今でもそうか・・・)昨今はちょっとがんばれば買えるお値段になりましたね。赤い絨毯の専門店で買わなくても、何故か電気屋、はたまた地元の大型スーバーでも目にするようになりました。

日常の中のちょっとした“非日常”。皆さんもおひとついかがですか?ちなみに私の甥は、バカラで飲むオレンジジュースが彼の贅沢タイムなのだそうです。

釉美屋 石川恭子
http://www.yubiya.jp/


2009年11月22日日曜日

浄法寺漆器

釉美屋主催の展覧会、月岡三郎作陶展は16日に無事終了致しました。


今回は、会期中に会場でお出しした器とお菓子を紹介します。

器は浄法寺漆器、作者はわかりません。塗りは、赤みが透けて見えることから、溜塗りではないかと思いますが、技法で使っているのではなく、使って使いやすいか、見て美しいかが器の勝負どころと考えています。

軽くて、縁の立ち上がりがほどよく、今回のお菓子にはぴったりでした。

お菓子は、京都の末冨さんにお願いしました。

麩焼煎餅にすすきの焼印、裏には白砂糖がまあるくかかって、満月を表しています。(お見せできなくてすみません)紅葉は、すはまの生地でできています。京都のお土産にすはま団子というのがありますが、その味です。ほんのりきなこ味。この2つの組み合わせでパーフェクト!とのことでした。(末冨さん談)

ちょっと“非日常”ですかね。やってる私が日常を脱した贅沢な気分にニマニマしてました。

釉美屋 石川恭子
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2009年11月13日金曜日

黄瀬戸の器

空気が乾燥してくると、温かくて汁けのあるものが食べたくなります。

我が家の近くに相木屋という個人商店の魚屋さんがあって、

そこのいわし団子が大好きなのです。


大根といわし団子を煮て(具が2種類しかないおでん)、黄瀬戸の器に

盛ってみました。どなたかのホームページに、黄瀬戸は暑苦しいから

夏は食卓に登場せず、秋冬専門と書かれていましたが、確かに。

この器はすすきの文様なので、ますます“秋”専門といったところでしょうか。


器の作者は黄瀬戸一筋、りんどう窯の小松幸代さん。直径約20㎝、ご覧のとおり

立ち上がりがあるので、シチューなどもいけます。軽くて、使いやすいのですが、

磁器ものと違って、優しく扱ってあげないとだめですね。テーブルの角にでも

あてようものなら、その後の“悲鳴”と“落胆”を保証します。

釉美屋 石川恭子
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2009年11月5日木曜日

金属の器

今回の器は金属です。皆様にとって一番馴染みのない素材ではないでしょうか?私はやきものやの娘ですが、実はとっても金属好き。

銀、錫、銅、鉄などテーブルウェアとして登場する金属はそれぞれに特徴があり、各々の作り手によって“かわいいやつ”に変身します。

この器の作者は、金工家の田口司緒里さん。

銅板を鎚でたたいて作る鍛金という技法で作られていて、器の内側は錫をひいています。

果物やアイスクリームなどデザート皿にしようかと思案していたら、見透かされたかのように、『石川さん、これ、オーブンにいれられますから』と彼女の一言。ついでに、『やけどにはご注意を』というわけで、今回の料理は、カラーピーマンを炒めて器に盛り、チーズをのせてオーブンで焼いてみました。仕上げにカイエンヌペッパーを一振り。

簡単でおしゃれな一品と自己満足にひたってます。
 
釉美屋 石川恭子
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2009年11月1日日曜日

漆の器

毎朝、ヨーグルトを食べます。特にヨーグルト好きというわけではありませんが、美容と健康のためかな。

凝り性なので、トッピングにも気を使ってプルーンです。

毎朝、食卓に登場するのが、この漆器。浄法寺塗です。

作者は岩舘隆さん。この器、買ってから12年以上はたっていますが、かわらず美しい!のです。といいますか、漆の器は使いこむほど艶が増して美しくなるというのは、ほんとのことだと思いますよ。

汁椀ですが、スープでも、おかずでも、一人分のちらし寿司でも、何にでも使えてとにかく便利。

手に持ったときの温かさ、柔らかさは他の素材では味わえないものです。それにこの赤という色もいいでしょう?

元気がでます。新聞片手に一人ご飯の方、食卓の友にいかがですか?

釉美屋 石川恭子
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