小暮紀一のガラスの猪口
随分以前からぐいのみのコレクションをしています。
小暮さんの猪口との出合いは全くの偶然でした。
横浜のデパートで開催されていたクラフト展に出向いたときに見つけたものです。
明るい色使いの作品が多い中で、ほとんど白一色のこの猪口に魅了され、その場から動けなくなってしまったことを覚えています。
レースガラスの繊細さと高台の部分に埋め込まれたミルフィオリが実にチャーミングな作品です。
冷酒を入れてみると、驚いたことに乾いているときはマットな感じにみえる内側に、さーっと透明感が出てきます。
どういう加減なのかはわかりませんが、もう何年も使っているのに、その瞬間はいつも見とれてしまいます。
ぐいのみの後ろは、『えくぼ』というタイトルのついた南部鉄器の酒燗です。
酒燗とありますが、私はもっぱら冷酒に使っています。
鉄製なので、あらかじめ冷蔵庫に入れて冷やすことも出来、便利です。
第16回全国伝統的工芸品展で通商産業省生活産業局長賞をいただいたものです。
我が家に来て18年、愛用の一品です。
釉美屋 石川恭子
2010年11月29日月曜日
2010年11月13日土曜日
瑾齋の漆椀
瑾齋の漆椀
最近、Mバーガーで軽食を食べることがあります。
ここの季節限定メニューに玄米餅のおしるこというものがあり、ちょっと気に入っているのですが、このおしるこ、白いスープカップで出てくるのです。
お若い方には何ともないのでしょうが、お若くない私には何とも陳腐!
やっぱりおしるこは漆のお椀でいただきたいじゃないですか。
そこで、今回はお湯でとかしてできる鶴屋吉信の風流しるこを山中漆器(石川県加賀市)の瑾齋さんのお椀に入れてみました。
山中は北陸の温泉地で約400年と続く漆器産地です。
器はお手頃、中身はお手軽!
でも、スープカップでいただくよりはずっといいなぁ。
釉美屋 石川恭子
最近、Mバーガーで軽食を食べることがあります。
ここの季節限定メニューに玄米餅のおしるこというものがあり、ちょっと気に入っているのですが、このおしるこ、白いスープカップで出てくるのです。
お若い方には何ともないのでしょうが、お若くない私には何とも陳腐!
やっぱりおしるこは漆のお椀でいただきたいじゃないですか。
そこで、今回はお湯でとかしてできる鶴屋吉信の風流しるこを山中漆器(石川県加賀市)の瑾齋さんのお椀に入れてみました。
山中は北陸の温泉地で約400年と続く漆器産地です。
器はお手頃、中身はお手軽!
でも、スープカップでいただくよりはずっといいなぁ。
釉美屋 石川恭子
2010年11月4日木曜日
赤澤正之の藁灰釉長板皿
赤澤正之の藁灰釉長板皿
今回の器は、赤澤正之さんの藁灰釉長板皿(わらばいゆうながいたざら)です。
ちょうど季節の栗蒸し羊羹をのせてみました。
釉のかかり具合が面白くて、まるで木漏れ日があたっているように見えませんか?
長さ35㎝、幅14㎝のこの板皿は、物をのせる位置によって様々な表情を見せてくれます。
赤澤さんは益子に登り窯を築窯し、制作しています。
益子本来の“やきもの”を目指し、とてもこだわりのある方です。
物静かで、優しげでいながら、なかなかに皮肉っぽいところがまた面白い方で、めったにお目にかかることはないのですが、お会いできる時はいつも楽しみです。
釉美屋 石川恭子
今回の器は、赤澤正之さんの藁灰釉長板皿(わらばいゆうながいたざら)です。
ちょうど季節の栗蒸し羊羹をのせてみました。
釉のかかり具合が面白くて、まるで木漏れ日があたっているように見えませんか?
長さ35㎝、幅14㎝のこの板皿は、物をのせる位置によって様々な表情を見せてくれます。
赤澤さんは益子に登り窯を築窯し、制作しています。
益子本来の“やきもの”を目指し、とてもこだわりのある方です。
物静かで、優しげでいながら、なかなかに皮肉っぽいところがまた面白い方で、めったにお目にかかることはないのですが、お会いできる時はいつも楽しみです。
釉美屋 石川恭子
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