このところの変な陽気のせいなのか、私が住んでいる集合住宅の庭の椿はまだ見ごろです。
前回の抹茶でお茶を点ててみました。
お茶碗は、室町勝廣さんの『葆光彩盛磁椿文茶碗』
葆光(ほこう)とは光沢をかくすこと,物の線や境をやわらかく薄く表すことを言います。彩盛(さいもり)とは、釉薬を塗り重ねて盛り上げることです。
本来ならば、温かい春の日差しの中でといきたいところですが、今年の春は3歩進んで2歩下がり?そのせいで、手元で花見としゃれこんでみました。が、せっかくお茶を飲もうというのに、お菓子が無い!トホホなティータイムでした。
釉美屋 石川恭子
2010年4月17日土曜日
大室桃生のガラスの茶入れ
このところお菓子続きだったので、ここらで一服欲しいところ
と思い立ちました。
大室さんのご自宅兼お仕事には、“飛火庵”という立派なお茶室が
あり、そのお披露目会で使用した茶入れです。5月半ばの若葉が
美しい季節で、白いガラスにお茶の緑が映えてこれまたとてもきれい
でした。
いつも思うのですが、蓋のあるものというのは、蓋を開けた瞬間の
楽しみというものがあります。お茶をいただいた後のお道具拝見で
お客様にも楽しんでいただきますが、やはりお茶会は亭主(主催者)
が一番楽しむものかも?と言ったら、お茶人に怒られちゃいますかね。
釉美屋 石川恭子
と思い立ちました。
大室さんのご自宅兼お仕事には、“飛火庵”という立派なお茶室が
あり、そのお披露目会で使用した茶入れです。5月半ばの若葉が
美しい季節で、白いガラスにお茶の緑が映えてこれまたとてもきれい
でした。
いつも思うのですが、蓋のあるものというのは、蓋を開けた瞬間の
楽しみというものがあります。お茶をいただいた後のお道具拝見で
お客様にも楽しんでいただきますが、やはりお茶会は亭主(主催者)
が一番楽しむものかも?と言ったら、お茶人に怒られちゃいますかね。
釉美屋 石川恭子
2010年4月10日土曜日
垣沼一舟の乾漆の器 第2弾
前回に引き続き、垣沼さんの乾漆の器です。
直径は10㎝ほど。前回の赤い器より深さがあります。
写真をとるのがとんでもなく難しい器なのですが、黒地に緑の漆が層になっています。
内側の面は全て鏡面仕上げ。
そこにあるだけで、幸せな気分になれる美しい器です。
今回は、ハリボのマンゴーグミを入れてみました。
ほんとは、濡れ甘納豆か何かを入れて、食べていくうちに模様が出てくるという使い方が楽しいかもしれません。
黒い漆も、緑の漆も、乾漆という技法も漆をご存知の方にとっては何も新しいことではありません。
ですが、作家が違うとこれらの素材や技法での表現(作品)が全く違ってくるから面白いのです。
やっぱり、工芸はやめられない(キッパリ)。
釉美屋 石川恭子
直径は10㎝ほど。前回の赤い器より深さがあります。
写真をとるのがとんでもなく難しい器なのですが、黒地に緑の漆が層になっています。
内側の面は全て鏡面仕上げ。
そこにあるだけで、幸せな気分になれる美しい器です。
今回は、ハリボのマンゴーグミを入れてみました。
ほんとは、濡れ甘納豆か何かを入れて、食べていくうちに模様が出てくるという使い方が楽しいかもしれません。
黒い漆も、緑の漆も、乾漆という技法も漆をご存知の方にとっては何も新しいことではありません。
ですが、作家が違うとこれらの素材や技法での表現(作品)が全く違ってくるから面白いのです。
やっぱり、工芸はやめられない(キッパリ)。
釉美屋 石川恭子
2010年4月4日日曜日
垣沼一舟の乾漆の器
垣沼一舟の乾漆の器
直径10㎝ほどの小さな器です。
乾漆ならではの形に3種類の赤い漆を金を塗り重ね砥ぎ出すことによってできる色の層がとてもきれいです。
あまりの美しさに、日常的に使ってはいませんが、時々取り出しては眺めています。今回は、この器にホワイトチョコと和三盆を使ったお菓子をのせてみました。
垣沼さんは、新潟県村上市在住の漆作家。
出会いはとんでもなく昔です。垣沼さんの作品を新宿のギャラリーで見つけ、一目ぼれし、伝統工芸士リストから住所を探してラブレターを書いたのがきっかけでした。
展覧会のコーディネーションという仕事をしていると、作家にラブレターを書くことはよくあることですが、垣沼さんが第1号。
美しい作品に出合えること、その作り手に出会えることの喜びで、工芸LOVE!という病はますます重症に・・・(笑)
釉美屋 石川恭子
直径10㎝ほどの小さな器です。
乾漆ならではの形に3種類の赤い漆を金を塗り重ね砥ぎ出すことによってできる色の層がとてもきれいです。
あまりの美しさに、日常的に使ってはいませんが、時々取り出しては眺めています。今回は、この器にホワイトチョコと和三盆を使ったお菓子をのせてみました。
垣沼さんは、新潟県村上市在住の漆作家。
出会いはとんでもなく昔です。垣沼さんの作品を新宿のギャラリーで見つけ、一目ぼれし、伝統工芸士リストから住所を探してラブレターを書いたのがきっかけでした。
展覧会のコーディネーションという仕事をしていると、作家にラブレターを書くことはよくあることですが、垣沼さんが第1号。
美しい作品に出合えること、その作り手に出会えることの喜びで、工芸LOVE!という病はますます重症に・・・(笑)
釉美屋 石川恭子
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