今回は、お正月の喧騒が収まったころに食べたい一品、百合根のリゾットをご紹介。食材事典によれば、百合根はお正月用の食材として12月に出荷のピークを迎え、お正月が過ぎると値段が下がるのだそうです。どうりで、この撮影のために買いにいったら安かった(うれしい)。
冷やごはんと百合根をオリーブオイルを垂らした薄い昆布だしで煮詰め、最後にパルメザンチーズをかけるというお手軽な一品です。
百合根が甘く、ホクホクでとてもおいしいですよ。
器は、輪島キリモトさんの乾漆のお椀です。軽くてとても丈夫。表面の仕上げがザラザラしているので金属のスプーンにも負けず、傷がつきにくいのです。乾漆ならではの形の面白さも気に入ってます。
懐石料理の最後に、ご飯が黒い器に一文字を描いて盛られてきますが今回はそんなイメージでした。
乾漆(かんしつ):器態となる原型を木材、石膏などで作り、麻布を漆で貼り重ね、離形して器とする漆器素地の制作法。
釉美屋 石川恭子
http://www.yubiya.jp/

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