鈴木盛久工房の天蓋茶托
岩手県盛岡市に、創業寛永2年、南部鉄器の鈴木盛久工房
があります。
この茶托、パンフレットによれば、国宝・金色堂の中央壇の本尊阿弥陀如来像の頭上を荘厳する天蓋の形を模しているのだそうです。
どうりで、なんとも言えない品格があると思いませんか?
素材は鉄で、型に鉄を流し込んで作る鋳物(いもの)です。
えーっ?鉄?と思われる方もいらっしゃると思いますが、金属(食器)アレルギーは抜きにしてじっくり見ていただくと、いかにも鉄らしい落ち着いた風合いが素敵です。
茶托ですが、私は今回のように菓子皿として使ってます。
先日立ち寄った銀座の虎屋では、すでに初秋というお菓子がお目見えしていたというのに、朝顔ですみません。
ゆく夏を惜しんで・・・と、お許しください。
釉美屋 石川恭子

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