京都出張から帰ってきて、やっと少し日常を取り戻してきました。
今日は飲み友とささやかな宴会。
みず菜とシーチキンを和えた簡単なサラダを一品作ってみました。
器は伊東祐一さんの青瓷の鉢。タイトルは『貝』です。
青瓷は10人10色と言われるほど、作り手によって色合いが微妙に異なります。
伊東さんの青瓷は、やさしいペールブルー。赤い線は、貫入(表面のひび)にベンガラを塗り込むことによって生まれます。
青瓷は東洋陶磁独特のもので、中国の後漢時代に成熟し、今日に至るという歴史の長いものですが、お勉強はさておいて(笑)、伊東さんの器に盛るとこんな手抜き料理も素敵な一品に見えてしまうのが、なんともうれしいのです。
釉美屋 石川恭子

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