2010年9月27日月曜日

輪島・キリモトのぐい呑み

輪島・キリモトのぐい呑み

このぐい呑み、タイトルは“あなた”なんです。
“あなた”があって、実は“わたし”というぐい呑みもあります。
二つのぐい呑みは、曲面がぴったり合うように出来ています。
輪島・キリモトの桐本さんはプロダクトデザイナー、いかにもといった器です。

この器、直径が67㎜、高さが60㎜と、ぐい呑みとしても大ぶりで、でも、お茶を飲むには小さく、なんとなくタンスの肥しならぬ、
食器棚にさびしく飾られてました。

品川駅のエキナカで、写真のひたし豆(青大豆と高菜のお惣菜)を見つけた時にこの器を思い出しました。もしかしたらぴったりかも?
なかなかに良い出合いでした。

釉美屋 石川恭子

2010年9月12日日曜日

垣沼一舟の蒔絵銘々皿

垣沼一舟の蒔絵銘々皿

釉美屋は新しいプロジェクトに向けて準備をしています。
その打ち合わせで、垣沼さんに会いに村上(新潟県)まで行ってきました。

垣沼さんとは、15,6年の付き合いですが、いつも電話で話をするばかりで、会いに行くことは滅多にありません。前回お会いしたのは数年前。
外国からのとんでもない注文!(彫漆の万年筆)を伝えるためとクライアントから預かった万年筆を渡すためでした。

垣沼さんは大の甘党。好みのお菓子をお土産に持参したところ、お土産に?この蒔絵の銘々皿をいただいてしまいました。(びっくり!)

こういう絵柄のお皿に主菓子を合わせるのは難しいので、干菓子のつもりで、コンビニで買ったココナッツクッキーをのせてみました。が、なんだか使うのがもったいないような銘々皿・・・って私が言っちゃおしまいなんですけど(汗)

釉美屋 石川恭子

2010年9月1日水曜日

マイセンのジャパニーズティーカップ

マイセンのジャパニーズティーカップ

自前のギャラリーがないのに、展覧会を掛け続ける私はまさに、“ギャラリーのないギャラリスト”ではないかと自負するのですが、固定費がないかわりに、展覧会のたびに物が増える、増える。

このマイセンのジャパニーズティーカップもその一つ。
陶芸の個展会場で、お客様にお茶をお出だしするのに、他の作家のお茶碗じゃなんともなぁ・・・と迷いに迷って、ニュートラルなこれを買った次第です。

マイセンのカップは素晴らしいものが数多ありますが、このティーカップはなんとも陳腐。無理があるように思うのです。
単なる趣味の問題かもしれませんが・・・。結局、会場でも使わなかったし(泣)

それで、単なる器として使ってみようかと、もずくを入れてみました。
あっ、これ、案外イケるかも!
これで永久お蔵入りは免れるかもと、自己満足に浸る真夜中でした。

釉美屋 石川恭子